2015年春、高画質評価映像制作30年の歴史を迎えたキュー・テックは、QT-4000シリーズをリリース開始いたしました。 主観評価動画像を使用される評定者の方が日常生活の中で目にするものを被写体として多く採用。フラットパネルディスプレイ・ブルーレイディスクプレーヤーをはじめとする、各種4K映像機器の静止画・動画解像度・コントラスト・階調・色再現などの各評価項目や総合評価を行うことができます。撮影機材は、4KカメラにはCarl Zeiss製大口径シネレンズMaster Primeを装着したプレミアムシネマカメラ ソニー製F65RSを採用。また、編集工程は非圧縮RGB 4:4:4プロセスで行われており、主観評価映像としては最高峰の画質を実現しています。スタジオ撮影による抽象物からロケーション撮影、コンピューターグラフィックスなどの高画質主観映像(46シーケンス/BGM付)と、カラーバーから動画解像度測定パターンを含むテスト信号(15パターン)の合わせて100分を超える業界初の高解像度主観評価映像としての総合ライブラリーです。 2015年秋のSMPTE提唱のElectro Optical Transfer Function(EOTF)規格「ST2084」に対応したHigh Dynamic Range(以下HDR) 及びITU-R BT.2020 Version制作、2016年11月にはARIB STD-B67及びRec. ITU-R BT.2100-0に対応した放送用High Dynamic Range(HDR)技術方式であるHybrid Log- Gamma(HLG) Version制作と、各種HDR映像の為の主観評価映像をラインナップいたしました。
キュー・テックは、1981年のレーザーディスクの発売以来、ビデオディスクプレーヤーやディスプレイの研究開発・調整用テストディスク、販売促進用デモンストレー ションディスクなど多くの高画質・高音質評価用ソフトを制作、映像機器のリファレンスソフトとして民生・業務用の各方面で使用されてきました。
「Hi-Definition Reference Software」シリーズは、当社の長年にわたる評価画像制作のノウハウと、最先端のHD撮影・編集技術を結集して制作された完全オリジナル評価・調整用ソフトウェアです。
ブルーレイディスクプレーヤーをはじめ、AVアンプ、プラズマ・液晶・有機ELディスプレイ、プロジェクターおよび放送・通信などの各種ハイビジョン映像 システムの研究・開発、評価・調整用とした業務専用主観評価ソフトと、日本初の、コンシューマー向けの「超高画質・超高音質ハイビジョンチェック ディスク」の二種類をリリースしています。